2005/04/29 サスペンション チューン
サスペンションチューン |
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念願だった、サスペンションをいじりました。 コーナーの途中で大きなうねりがあると、リヤが音を上げて不安定になってしまい、マフラーを摺ったことがあるので、リヤを良い物に換えて、前はステダンで対処する予定でした。 そこでどこで買おうかと思案していたところ、仲間が良いチューンショップがあるよと紹介してくれたので、早速電話を入れてみました。 「リヤだけ良い物に換えても全体のバランスが狂って、却って乗りづらくなることが多いですよ。」事実そこのショップにもその事例で持ち込まれるバイクが多いと言っていました。 本来なら前後とも一緒にバランスを取ってチューンしたほうが良いと言われましたが、予算的な事もあるので考えていたら、もし、どこかでリヤサスだけいれてみて、乗りづらくなったらその時、ウチの工場に入れたらどうですか?ウチはどちらでも良いですよ。と言われ、とても親切なショップと思ったのでココなら安心と、このショップで全てお願いすることにしました。 まずはこちらの総予算をお知らせして、その中で内容を決めて貰うことにしました。目標は「楽しく、疲れないツーリング仕様」です。 先ずは問診からで、よく走るコース、好きなコース、今の不満な所等を話をしました。結局、電話ではココまでで、後は車両を持ち込んだときにタイヤの減り具合を見て最終的な仕様(チューンの方向)を確定します。 Wを持ち込んで見ると、マフラーまで摺るような、バンク角の深いタイヤの使い方では無いそうで、私の乗り方は立ち上がりに強くパワーをかける走り方をしているらしく、サスがパワーとGに負け沈み込んで各部を摺っているそうです。 改良の方向が決まりました。 先ずはリヤを定評のオーリンズ36Dに交換。この36DはW650の専用品で、通常のオーリンズ製品とは違い、それほどハードでは無いとのことで、Wの性格に合わせてあるそうです。 フロントはリヤのオーリンズに合わせ、スプリングのバネレートを少し上げ、減衰量を30パーセント程増やすとのことでした。バネはノーブランドで、メーカー品などを作っている所からサイズやバネレートのあっているもの用意してもらい、ダンピングの調整はインナーパイプのオイルの通過穴を加工して減衰量を決めるそうです。基本的な堅さはココで決め、後のメンテが楽なように、フォークオイルは純正品(G10)を使用するようにしました。 後は預けて、お金の算段をして、仕上がりを待つだけです。 中二日で出来るとの事だったので、3日目の昼過ぎに取りに行きました。暑い日でしたが電車を乗り継ぎショップに着くと、愛しき我がWにはまだフォークが付いていません。急な仕事が入り遅れてしまったそうです。私も午後は休みだったので、ユックリ作業を見ながら待つことにしました。却って作業風景が見えて良かったです。 常連さんと話をしながら待っていると、3時間ほどで仕上がりました。 ショップの社長がまず試運転。低速では少しゴツゴツする所はあるけど、ほぼ狙った通りの仕上がりになっているそうです。もしゴツゴツが気になるようなら、調整はしますと言ってくれました。 各部の増し締めの後、いよいよFマキの試乗です。 ココから 「Wな出来事ブログ」より転載します。 違いは走り出した瞬間から判りました。まずW本体がしっかりした感じになり、足回りがギュッと締まったようです。 リヤはノーマルよりしなやかな感じになり、かなりしっかり支えてもらっている感じ。堅いんだけど優しい。 フロントは大きく感じが変わり、低速では少しゴツゴツした感じになりましたが、殆ど気にはならないレベルです。 それ以上にブレーキを掛けた時のフォークの動きが全くノーマルと違います。ノーズダイブの量が少なくそのスピードもゆっくりしたものに変わりました。フロントタイヤの接地感が良くなり、安心してブレーキが掛けられます。これで山道ではかなり楽になりそうです。 短い試乗が終わり、精算を終えてから、満足してショップを後にします。 真っ直ぐには帰らず、青梅の山道を走ってから帰りましたが、これも驚く程良くなっています。足回り全体がしっかりして、安心してペースを上げれました。ペースがあがればゴツゴツ感は消え、しなやかになります。下りのコーナーは、ブレーキングが楽になったせいか、もの凄く走り易くなりました。時間を忘れて走り回っていました。 ペースが上がるにつれ、あることに気が付きました。いつもはすくに擦るバンクセンサーが一度も接地しません。両方のサスがしっかりしたので、パワーを掛けて立ち上がる時、沈み込みが少なくなって、接地しなくなったのでしょう。これならマフラーも擦らないでしょう。 ブログに書いたように本当に激変しました。ショップの社長もこれなら楽しめる足になったと満足げでした。特に下りのコーナーがWで上手に曲がれないと感じている人がいたら絶対にお勧めです。 まだ高速は走っていませんが、今回の足回りのチューン、費用も掛かったけど、大成功だった思います。掛かった手間と、その出来上がりを見ると決して高くは無いと思います。特にフロントが良くなったと思います。 大満足です。 サスが良くなると、自然とブレーキを強く使えるようになったり、コーナリングスピードが上がるので、これからはタイヤやパッドの気を遣う点検が必須になりますね。 早速、スリップマークが出始めたフロントタイヤを、発注しました。(ダンロップT100GPG) 頼んであるステダンどうしよう、必要ないかも。 追記(2005.05.02) 高速を走ってきました。元々それほどハンドルぶれなどは感じなかったのですが、以前にも増して安定しています。特にフロントの接地感が充分で安心して走れました。追い越し車線を「ぬあわキロ」で片手を膝の上にに乗せても安心して走り続ける事も出来ました。直進性に関しては余り期待していなかったので、とっても得をした気分です。 バイクのサスペンションを良くするとは、全ての面に良い効果生むんだな、と改めて思いました。 追記U(2005.05.16) チューン後約1,000km弱走りましたが、フロントフォークのオイルやその他が馴染んで来たからでしょうか、低速でもゴツゴツ感は殆ど感じなくなりました。オーリンズは変わらず良い仕事をしてくれています。今ではノーマルのサスより突き上げなどは少なくなっていて、綺麗にギャップをやり過ごしてくれるので、乗り心地も上々です。 ちなみにフォークオイルは15,000km〜20,000kmで交換するようにとのことでした。 |
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